意外と知られていない疑似科学のテクニック10選 実践編

意外と知られていない疑似科学のテクニック10選 実践編

 黒影氏のページをみたとき、私の中に存在する電波神様が自分が考えた新規疑似科学ネタをブログにしたためろと囁いてしまったので、そのネタを元にテクニックを使い、次回解説を行おうと思います。
 テクニック自体はタイトルにあわせて10個ひねりだしました。そのうちの一つ「写真など視覚で違いが分かる物を利用する」がどうしても下のネタでは思いつかず入れられませんでした。他9個に関してはかなり強引ですが入れてみました。
 出来が良いとか悪いとか、そういったご感想をお待ちしております。

 

美味・芳醇な食べ物は毒物

 皆さんは発がん性を示す化学物質など毒性のある物質を食べたいですか?

 世の中発がん性物質が多く含む食品が美味しいとされ賞賛されています。
 その名も有機食品
 その利権の確保のためか、農林水産省まで何が有機なのかよく分からない定義を使い商品ブランドを作り上げています。

 いわゆる有機栽培・無農薬の野菜について特に取り上げて話します。

 農薬を使わないで野菜などを栽培するとどうなるのでしょうか。農薬を使わないと植物は害虫に食べられてしまいます。すると植物はそれ以上害虫に食べられないように発がん性持つ化学物質を体内で合成し始めます。農薬を使うとこの合成が抑えられ、発がん性物質含有率が有意に抑えられます。詳しくは松永和紀氏の著書『メディア・バイアス』6章を読んで下さい。

 さて、一般に有機野菜は美味しいとされています。コレはつまり、人間の保有する高感度液中化学物質定性装置舌を使い、下された本能という総合的判断がその発がん性・毒性を持つ化学物質を摂取しろと命令しているのです。他にも、天然に存在しつつ虫にすら見向きもされない香草類、ハーブ類も良く好まれますが、アレは香草から発せられる揮発性有毒化学物質を人間の保有する高感度気体中の化学物質定性装置鼻が感知し、その情報を元に本能がその毒物を発するものを食べろと命令するのです。

 つまり、美味しい・良い匂いがするというのは毒であるということです。

 唐辛子・わさびなど、食がそそりますよね。辛味のある刺激物胡椒を使わないといまいち野菜炒めなど味気ないですよね。お茶とかいい香りしますよね。これらはどう考えても劇物で健康に悪そうです。

 皆さんはこう批判されるかもしれません。「人間は毒物を本能的に避けるはずだ」。確かにその通りだと私も思います。問題はその本能が形成される進化過程です。

 そもそも、進化というのは周りの環境に適応できなかった生物が淘汰されていくという課程でなされるものです。言い換えると、次世代に移行する前にその環境に耐えられない生物が死んでいくことが進化の必須条件です。
 がんは主には高齢者がかかるものです。がんで死ぬにしても多くの場合は次世代まで影響はでません。よって、人間はがんに対してはさほど進化していません。
 今でこそがんは死因の主たるものになっていますが、もともとはコロリなど菌類やマラリアなど寄生虫が原因の各種感染症で主たる人は死んでいました。それら短期的に猛毒である感染症を回避するために長期的には毒であるが抗菌・殺虫作用がある刺激物、発がん性のある物質を多く含むものを好んで食べていくように我々人類の本能が進化したのです。これらの抗菌・殺虫成分を持つ化学物質が少ない植物は何らかの病気、あるいは栄養失調などで抵抗力が弱っていて細菌などが繁殖してしまっていて、人間が食べるのは避けたほうが良いということになります。

 我々人類は理性を手に入れました。理性によって科学を作り上げてきました。理性によって害のあるものを回避するべきです。美食など忌避するものです。おいしい良い香りのするお茶なんて値段が高いだけの嗜好品です。贅沢は敵です。贅沢は罪です。農薬の使用は大量生産を可能にし、より多くの飢餓者を救う救世主で、しかも発がん性物質はすくなくなります。害虫は減り、それに伴う感染症も激減するでしょう。

 人類は今こそ本能から開放され理性による統治を行う次なるステップへ進むべきです。

非常に不快だった後期高齢者医療制度反対運動

 まず最初に言っておきますが、基本的には私は「後期高齢者医療制度」に賛成という立場です。
 理由としましては、高齢者医療によって費用がかさんでしまっているからです。私が若者であるからということも理由として否定できませんが、未来のある税をがっぽがっぽ納めてくれる若者やる気を出させるためにも負担を出来るだけ軽減する方向にしてもらいたいです。同じ医療に予算を使うなら、昨今の医師不足を解消するために医学部を進学する人に対して特別な奨学金を導入するなり医学部自体を増やしたりしたほうが良いと思いますね。

 まあ、そんな事情は不快だったこととは関係はありません。

 昨日、某駅前を通りかかったとき、後期高齢者医療制度に反対する路上口演みたいなものをやっていた人がいました。怒声を上げ、高齢者の負担が増やすなと怒りをあらわにしていました。別にそのこと自体はどうでもいいのです。問題は同時にアンケートを取っていて、しかも反対、賛成それぞれの数をボードに張っていたことです。アレが非常に不快で気持ち悪かったですね。

 私が問題にしているのは、そのアンケート収集方法です。不快に思っているのはその政治についてまじめに考えているとは思えない姿勢と圧力を持って自身の政策に賛同させようという態度です。

 まずアンケートですが、後期高齢者医療制度に反対する集団が行うアンケートというだけでサンプルが反対に偏りが生じてしまいます。それに加えて隣で怒声を上げて反対していらっしゃる人がいるなかで、賛成票に入れられる人は少ないと思います。少なくとも私は怖くて出来ません。結果をリアルタイムでボードに張るというのもいただけません。人によりますが、大抵の人は多い集団に所属したがるものです。

 そんな反対派を封じる雰囲気にしてアンケートとるなんて自分の都合の良いことを宣伝するためにやったとしか思えません。ファシストかなにかですか、彼らは?

 多分、そんなことは微塵も考えずにああいったことをやっていたのでしょうが、そういったまじめに考えもせずに行動に移しているところなど非常に不快でしたね。

所得税と政治献金控除を考えたワーキングプアによる政治献金

 ワーキングプアが問題となっているのでワーキングプアの人が徒党を組んで政治家を輩出することを想定して、政治家の政治資金のための政治献金を出来るだけワーキングプアの人が税金の控除などを利用して払わないようにした場合、どれくらいの人が集まれば政治家(政治事務所など)が運営できるかを考えてみたいと思います。
(注:ブログのネタで思いつきで書いたので内容に対して絶対の保障はしません。詳しくは国税庁か関係役所に聞いてください)
 まず、ワーキングプアのひと一人当たりの年収を250万ほどと考え、出来る限り寄付金控除等で控除を生かした場合どれくらい献金できるかを計算します。
 政治資金の控除は2種類あり、ひとつは政党等寄附金特別控除もうひとつは寄付金控除です。この二つのうち、政党等寄附金特別控除は寄付金の30%程度以上は帰ってこないので負担の小さい寄付金控除の方を利用します。

 寄付金控除は所得税に対する控除なので所得税の分が最大の控除額になります。
 年収250万の人がどれくらい所得税を払うかというと最近税制移譲で所得税が下がってしまったので額が以前と比べて小さくなってしまっています。政府の貧乏人封殺のための陰謀でしょうか。肝心の額は195万以下は税率5%、それ以上330万まではその10%となっています。
これから算出される所得税は195*0.05+(250-195)*0.1≒15万円となります。

 寄付金控除の計算は
> 次のいずれか低い方の金額 − 5千円= 寄付金控除額
>イ その年に支出した特定寄付金の合計額
>ロ その年の総所得金額等の40%相当額(平成18年分は30%) 
で算出されます。最低5千円は余計に払わなければならないわけですが、その分の負担は目をつぶりましょう。ワーキングプア的にはイの方を選ぶことになります。

 そして、政治家に必要な金額を算出します。まず政治家自身その秘書に払われる給料(当選しなければ収入がないのでその分は献金でまかなうはめになります)を考えます。ワーキングプアの人と年収は同額、秘書は2人とすると政治家一人当たり750万円となります。さらに、事務所を借りて運営しなければならなりません。事務所ひとつ借り、その他運営費で合計月20万かかるとすると年240万円。(政治活動などしたことはないので実際はどれくらいかかるか分かりません。金額はかなり甘めに見てます)
 さらに、供託金の積み立ても考えなければなりません。参議院選挙は3年に一回出馬し、しかも供託金が没収されるものと想定し積み立てると、供託金300万だから年100万円。
 そうなると、政治家一人支えるのに年1090万円かかることになります。

 ワーキングプア一人当たり献金が15万だから政治家一人支えるのに最低73人必要になります。以外に少なくてすみますね。コレなら支持者が拡大したりすれば運営費なども潤沢になって割りと楽に経営できます。政策に不満のあるワーキングプアの人は若干寄付金控除の手順等が面倒ですがやってみてはいかがでしょうか?

 それと寄付金は基本的には自分の思ったとおりの使い方がなされるので、まともに政治しない国に税金を払いたくないとかそういった不満のあるひとはやや制約はありますが自分の思ったとおりの公共団体などに寄付しましょう。

化学物質の波動関数

 世の中いろいろな化学物質がありますが、理論的にはその性質はシュレディンガー方程式といった波動方程式を解く事によって求められます。そうして得られる解を波動関数(wave function)と言ってこの波動関数がその物質の性質を決定しています。

 この波動関数ですが、波動関数がどのような意味合いを持つものかによって近似的に大まかに分けて考えられます。その波動関数同士は基本的には対応するシュレディンガー方程式を解くことによって個別に記述できます。
 その波動関数のうち、一番エネルギーの低い関数を基底状態波動関数、それよりエネルギーの高い状態を励起状態波動関数といいます。状態間の性質によりますが、基底状態と励起状態のエネルギー差にあたる波長を持つ光がその物質にあたるとそのエネルギーを吸収し、基底状態から励起状態になります。

 以下波動関数の種類をエネルギーの高い順に説明します。

1:核内部の波動関数
 原子核内部の陽子や中性子などの運動を示します。
 核反応や放射崩壊、ガンマ線の放射といったものを決定し、非常に強いエネルギー準位、間隔を持っています。基底状態からガンマ線の吸収すると励起します。

2:電子状態波動関数
 原子核の周りに存在する電子の運動を示します。化学反応や物質の色を決定する、化学にとってももっとも重要な波動関数です。基底状態から可視・紫外光(X線)を吸収すると励起します。物質に色がつくのは主にこの電子状態波動関数の影響です。
 一電子に対する波動関数を電子軌道(orbital)といいます。orbitじゃなくてorbitalなので英語のニュアンスを正確に伝えようとすると「軌道のようなもの」なんですが、一応軌道という訳語が当てられています。電子状態波動関数はその系の全ての電子に関する電子軌道を掛けあわせたような形の関数となっています。

3:振動状態波動関数
 分子内の原子核の振動運動を示します。基底状態から赤外線を吸収すると励起状態になります。地球温暖化に重要な温室効果ガスはこの振動状態波動関数が重要となります。
 また、固体のような大きな物体になると固体全体を使った周期的な振動を起こしたりします。これを通常の小さい分子の振動と区別して格子振動と呼ばれます。このあたりのエネルギーレベルになると常温で励起状態になっている物体もあります。遠赤外線レベルの光を吸収、発光します。コタツが遠赤外線を発する原理です。

4:回転運動波動関数
 分子内での原子核の重心に対する回転運動を記述します。マイクロ波レベルの光を吸収、発光します。電子レンジはこのマイクロ波を水に照射して器に熱を与えることなく直接水を暖めています。

5:並進運動波動関数
 分子全体(重心)の並進運動に関する波動関数です。ごくごく狭い箱にでも入っていない限り基底状態と励起状態のエネルギー差に間隔はなく、エネルギー分布は連続的になっています。光は吸収しません。


 以上、大雑把な分類ですが説明しました。例外として電子状態のエネルギー分布が連続的である金属などがありますが、基本的にはこうなっています。
 全体の波動関数は近似的には以上すべての波動関数を掛け算した形になっています。

 何年も勉強しているのですがこの波動関数というものがいまいち分かりません。2乗するとその状態の確率がでるとかいうよく分からない性質があるとかなにを言っているのかさっぱりですね。

BlogPeople PEOPLE 「化学の話題全般」

 「化学の話題全般」というタイトルで新たなPEOPLEを開設しました。
 日ごろ接している化学物質や農薬、化学技術、昨今流行の分子生物学といったものまで化学に関することは何でも話題してください。
 難しいことは考えず皆様お気軽にご参加ください。
 参加に際して管理人である私の承認も必要ありません。

 何かご意見ご要望ご質問などがありましたら、ここのコメント欄にお気軽に書き込んでください。
 特にPEOPLEのバナー画像は歓迎いたします。

 しばらく当ブログのトップに来るようにしておきます。
 5/18追記 PEOPLEの表示がおかしくなるみたいなのでやめます。

地球温暖化

政府が地球温暖化に対して数値目標を設定するそうです。

温室ガス削減、来月前半めどに数値目標…政府方針

 せいぜい現実的かつ地球温暖化に有効で国民の生活に影響が少ないような目標を設定してもらいたいものです。そんなことは不可能でしょうけど。
 国内多くの関係省庁が連携し、各国とも調整を行い、必要な予算を投入する。まじめに考えると気が狂いそうになります。よくこんな大事業を政治家の皆さんも官僚の皆さんもやる気になりますね。私なら思わず投げ出したくなります。
 まあ、政治家を選ばなければならないという民主制国家に生まれた以上、国民たる我々も投げ出さずに考えなければならないわけですが。こんな科学・経済にまたがるような広範な問題をまじめに考えるのは頭が痛くなります。

 この地球温暖化対策についてよく「地球環境を守るため」というスローガンを掲げているのを見かけるのですが、それは間違いだと思います。本来の目的は「我々人類の恒常的な繁栄のため、ひいてはその構成要素である個々人の幸せのため」であるべきです。個人的にはそのためなら他のいかなる種も絶滅に追いやってしまってもかまわないとすら思っています。
 そもそも、「地球環境を守るため」というのもおかしな話です。環境破壊によって地球が蝕まれているとかちゃんちゃら笑えます。今の地球環境を地球にとって特別で都合の良いものと考えるなんて人間の傲慢だと思いますね。
 本来地球なんていうものはCO2が充満していずっと気温が高い星だったのです。それを植物(正確には光合成細菌か)という地球史上最悪の環境破壊者により猛毒ガスであるトリプレットオキシジェンを巻き散らかされて、地球は大気の構成成分を不可逆的に入れ替えられるという破滅的なことを経験しているんです。本来の地球環境を大切に思うなら植物を燃やし尽くすべきだと思います。

 そんな冗談はともかく、温暖化が進むと大変なことになります。よく聞かれるのは低海抜地域の水没ですが、日本にとって重要なのは夏場の熱中症、生態系が変わることによる感染症の拡大及び外来生物の日本での繁殖、冷房などの需要拡大によるエネルギー不足などがあげられます。今回、ついでに詳しく調べようと思って環境省のページに行ってみたら、マラリアとか恐ろしいにもほどがある感染症が拡大する可能性があると知って愕然となりました。詳しくは環境省のページ、パンフレット「地球温暖化と感染症〜いま何がわかっているのか?〜」をみてください。pdfで若干重いのが難ですが。
 感染症が広がると医薬品の需要が拡大するでしょうが、医薬品の原料は基本的に石油です。石油の消費を抑えないと石油が枯渇して薬の値段も上がりかねません。
 こういったことも考えると石油の消費を抑えてなんとしても温暖化を防がなければなりません。

 具体的にどのように避けるかですが、原子力その他といったエネルギー源の確保、そのための技術開発。これにも費用がかかりますね。単純な解決策はガソリン税など上げて石油の消費を抑えるとともにその税収を研究開発費用に当てるですが、昨今の混乱を見るに難しそうですね。そうなると、別枠を削って費用をあてるしかないのですが、考えるをだに頭が痛くなります。政治家の皆様はストレスで死なないものでしょうか?私がやったら3日で発狂する自信がありますね。

 そうは言ってもやっていただかなければならないわけですが。やっぱり、ガス水道電気道路治安広範な地球環境の整備といった普段何気なく国民が享受している環境の整備が政治の本質だと私は考えています。究極的には政治なんてノータッチでも動ける社会が個人的な理想ですね。民主制じゃなくなりますが。

 環境の整備を政治家、官僚の皆様にはがんばって欲しいものです。

BlogPeopleに登録

ブログを作ったのは良いけど開設以来私しかこのブログを見ていないという悲惨な状況を打開するためにBlogPeopleに登録してみました。それに付随してテンプレートなどを若干いじくりました。正直、いまいち分かりません。不具合など出ないといいのですが。

個人的に興味があるBlogPeople PEOPLEに参加申請してみたりしました。一度登録すれば勝手に記事が登録されてリンクが生成できるという便利機能らしいです。当ブログでも右下あたりに科学コミュニケーションの話題でリンクを作っています。

自分でもひとつ新たなテーマの作成を申請してみました。化学の話題全般という名前です。よろしければ皆様ご参加ください。

低所得世帯に無利子融資

低所得世帯に無利子融資 中高生の塾代サポート 都が全国初
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080430-00000908-san-soci

 ちょっとこのニュースが気になりました。いくつもの点でこのニュースには反対です。
 そもそも、塾に行かなくてすむように教育の質を上げるというものが筋というものでしょう。何のために国や公共団体が税金を使って学校を運営しているのか。公共が教育を施し民間企業の質を高めるためでしょう。それを国が管理していないような塾という民間企業に委託するのは本末転倒というものです。
 平成21年4月から教員免許免許更新制が導入されるようですが、こんな融資制度するくらいなら更新時に教員の質を高めるために融資に使う税金を教員の給料上げるのに使い、その一方で質の悪い教員の免許を更新させないようにするべきでしょう。

 そもそも、石原都知事は旧都立大の夜間部を廃止するということを行っておきながら何を言っているのでしょうか。夜間部は昼間働いてお金を稼ぎながら大学教育が受けられる制度です。それが使えれば貧困でお金がない家庭でも大学教育が受けられます。日本の大学教育のためにも夜間部を復活させるべきだと思います。
物好きな人が当ブログを登録 by BlogPeople